はじめに
日本語は、住んでいる場所によって言い方が違うことがあります。その場所で使う言葉を「方言」と言います。
ここでは、北海道で聞く「なげる」「なまら」「したっけ」を紹介します。ただし、北海道の人がみんな、いつも使う言葉ではありません。
1. 「なげる」と言われたら
ごみを「なげる」
約6秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
このごみ、なげてください。
このごみ、捨ててください。
カイトさんとナオミさんが、机の上を片づけています。書けなくなったペンがあります。
ナオミ:そのペン、もう使えないから、なげていいよ。
カイト:ごみ箱に入れるんだね。
この場面の「なげる」は、「捨てる」という意味です。遠くへ投げてほしい、という意味ではありません。
ボールで遊んでいるときの「投げて」は、ふつうの「投げる」です。何について話しているかを確かめましょう。
分からなければ、「捨ててもいいですか」と聞くことができます。
2. 「なまら寒い!」
「なまら」は「とても」
約10秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
今日は、なまら寒いです。
とても寒いです。
なまらおいしい!
とてもおいしいです。
冬に、二人が外へ出ました。
カイト:なまら寒いね。
ナオミ:本当だね。早く中に入ろう。
「なまら」は「とても」に近い意味です。「なまらおいしい」「なまら楽しい」のようにも使います。
友達との会話で聞く言い方です。学校の作文や仕事のメールなら、「とても」を使うと伝わりやすいです。
3. 別れるときの「したっけ」
帰るときのあいさつ
約3秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
したっけ!
うん、またね。
カイトさんが家へ帰ります。
カイト:じゃあ、帰るね。したっけ!
ナオミ:また明日!
別れるときの「したっけ」は、「じゃあね」「またね」に近い言葉です。
話を続けるときに、「そうしたら」の意味で使うこともあります。このページでは、まず別れるときの言い方を覚えましょう。
クイズ 1 やってみましょう
まず、じぶんで かんがえましょう。
友達が「このアイス、なまらおいしい」と言いました。どんな意味ですか。
- とてもおいしい。
- 少し古い。
- とても冷たい。
答えと説明を見る
1です。「なまら」は、ここでは「とても」という意味です。冷たさについては言っていません。
まとめ
| 聞いた言葉 | このページの場面での意味 |
|---|---|
| なげる | 捨てる |
| なまら | とても |
| したっけ | じゃあね、またね |
言葉だけで意味を決めず、周りの話も聞きましょう。分からないときは、聞き返して大丈夫です。
一緒に練習しましょう
Mundial Keigoのチャンネルでも、日本語の音や会話を聞けます。
レッスンでは、ケイゴと自分の文を作って練習できます。分からないところを、一緒に確かめましょう。