はじめに
「しんぶん」と「ぎんこう」を、ゆっくり言ってみてください。同じ「ん」でも、口の動きが少し違います。
「ん」の後に来る音を言いやすくするために、口が先に動くことがあります。難しい音の記号を覚えるより、短い言葉で試してみましょう。
1. 「ん」も一つ分の長さ
手をたたいて数える
約4秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
ほ・ん。
せ・ん・せ・い。
ふつうの速さで言う
約5秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
ほん。
せんせい。
かんたん。
「せんせい」は「せ・ん・せ・い」、「みんな」は「み・ん・な」です。手を軽くたたいて、一つずつ言ってみましょう。
「ん」を急いで短くしすぎないことが大切です。まず長さを確かめてから、音のつながりを練習します。
2. 口の動きを比べる
次の音へ続ける
約9秒記事の例文を、一文ずつ録音しました。
音声の内容を文字で読む
しんぶん。
ぎんこう。
新聞を読みます。
銀行へ行きます。
鏡を見ながら、次の言葉を言ってみましょう。
| 言葉 | 確かめるところ |
|---|---|
| しんぶん | 最初の「ん」の後は「ぶ」です。「ぶ」を言う前に唇が閉じます。 |
| みんな | 「な」につながるとき、舌の先が上の歯の後ろのほうに付きます。 |
| ぎんこう | 「こ」に続くとき、舌の奥が上がります。 |
「しんぶん」には「ん」が二つあります。この表で比べるのは、「ぶ」の前の「ん」です。
口を無理に止めず、次の音へ続けてみてください。口の動きは、話す速さでも変わります。
3. ほかのつながりも聞いてみる
- 「さんじ」:後に「じ」が来ます。
- 「ほんや」:後に「や」が来ます。
- 「にほん」:「ん」で言葉が終わります。
それぞれを、ゆっくり一回、ふつうの速さで一回言ってみましょう。最後の「ん」の後に、余分な「う」を付けないようにします。
このページでは、六つの言葉を比べました。でも、「ん」の音の種類を全部覚えなくても大丈夫です。人や話し方によっても、音が少し変わります。
クイズ 1 やってみましょう
まず、じぶんで かんがえましょう。
「新聞を読みます」「銀行へ行きます」を録音してください。
確かめるところを見る
- 「し・ん・ぶ・ん」「ぎ・ん・こ・う」を、四つ分の長さで言えていますか。
- 「ん」の後の音へ、無理なく続けられますか。
- ゆっくり言った後、ふつうの速さでも言えますか。
まとめ
「ん」は一つの文字ですが、後の音によって口の動きが変わります。名前や記号を覚える前に、言葉を聞いてまねしましょう。
口の動きが分かりにくいときは、レッスンで自分の録音を聞きながら練習できます。
一緒に練習しましょう
Mundial Keigoのチャンネルでも、日本語の音や会話を聞けます。
レッスンでは、ケイゴと自分の文を作って練習できます。分からないところを、一緒に確かめましょう。